クライアントインタビュー vol.1

O さん(東京都在住)30代
都内で英語教員を務めたのち、プログラマーへの転職を志して学習中。
特技は声楽。愛妻家な方です。

Q. セッションを受けてどうでしたか?

大いに見方が変わって、楽になったと思います。

4回のセッションではそれぞれ、「リモートワーク」「女性に対する偏見」「母親との向き合い方」「自己開示」というトピックについてお話ししました。その中で、自分がどういうものの見方をしてるかを客観視することが大事なんだなと思わされました。一歩引いた目で、自分の感じていることを言語化することで、「そんなことする必要はないな」と思えるようになったり、感情的に反応するのではなく、一旦立ち止まった後で、違う視点から自分の状況を見られるようになりました。

ー 「自分を客観視する」とは言葉でいうのは簡単ですが、ご自身に変化があった理由などはありますか?

このセッションには、自分にとってベストの結果を得たい、という思いがあり、自分の一番汚い部分を見せに行こう、という気持ちでガッツリ臨みました。普段はなかなか人に話せないような内容もお話ししました。

毎回のテーマは違っても、行き着くところには共通点があって、回数を重ねたり、妻とセッションの録画を振り返ったことでそういう見方が徐々に習慣化されていくところがあって、重いテーマをお話しして良かったと思います。

自分は重いクライアントになるんじゃないかなと思いましたが、自分の中の汚い面ランキングの1位からお話ししていきました(笑)。こんなこと人に話して良いのかな?というところを話せたことで、自分の内面の核心に触れて改善に結びついたんだと思いますね。

Q. セッションを受ける前後で気持ちの変化はありましたか?

ー 女性に対する偏見を無くしたい、というテーマについて

「自分が苦手だと感じる部分」が曖昧だったのが、相手の道徳的な面に応じて見方が左右されているのだとわかり、自分の考え方が浮き彫りになりました。そういう認識が一度できると、苦手なタイプの女性を見て不快になったり感情の反応をしないようになりました。ものすごく肩の荷が降りた気がします。

ー お母様の行動に自分も恥ずかしい気持ちになることから解放されたい、というテーマについて

母親に接するのが楽になりました。共感的羞恥心みたいな気持ちがありましたが、聞き屋さんに「なんで相手の行動を自分のことのように受け止めてしまうのかな?」と言われて納得しました。「なんで人のことを自分の問題として捉えてしまうんだろう?」と気付かされて、こういう人もいるんだなと他の人を見られるようになりました。

自分の問題と相手の問題を分離できていなかったなと思います。分離してあげないと結果的に自分が損をするので、わざわざ自分のものとして抱え込んでしまってると気づけて、それはやめようと思いました。

ー 自己開示できるようになりたい、というテーマについて

大きくまとめると、「自分は自分」という考え方に集約されました。「自己開示ができるようになりたい」と話す中で、聞き屋さんが「リラックスして話したいってことだよね?」と言い換えてくれたり、他の人からどう見られるかについて気にしてたのが「もったいないよね。」と言われたり。印象的だったのは「自分の感情の手綱を他人に握らせちゃいけない」という言葉が本当にそうだなと自分の中で腑に落ちました。他人に自分の感情を任せたままの人生を歩むと不安定にならざるを得ないというのに気づけましたし、このままじゃいけないなと思いました。なので、自分は自分だな、とそれからは何回も唱えて座右の銘にしています。

ー 今までも、自分は自分、という言葉は耳にしていると思いますが、今回心に響いたのは何が違うのでしょうか?

やっぱり、自分で大きく悩んでいる部分があり、自分の問題としても認識していて、他の人からどう見られるかを気にする部分が強いなと話しながら認識していく中で、先程の「自分の感情を〜」の言葉などの下積みがあったから「自分は自分」という言葉がストンと入ってきたんだと思います。

Q. なにか自分が変わったと思うことはありますか?

気の持ち方が変わったので、今までならもっと落ち込んだり不機嫌になったりしてたのが、平常心を保てるようになったなと思います。自分の雰囲気みたいなものが、逆境に強くなったんじゃないかなと。

行動として変わったのは、これ!って感じではないですが、前よりも振り回されない人間になったと思います。行動に華々しい変化はないかもしれませんが、内面的には革命的に楽になりました。だいぶ、メスを入れて癌をとっていただいた感じがありますね。

Q. セッションで一番印象に残っていることは?

「自分の感情の手綱を他人に握らせちゃいけない」というフレーズですね。

ー セッションで聞き屋に自分のことを話すのには抵抗ありましたか?

あらかじめ聞き屋さんと交流があって人となりがわかっている、というのは大きかったです。妻はブログなど、頭から最後まで読んでいました。(Oさんの奥様も、以前にセッションを受けてくださっていました。)

一番深いところとか汚いところを出しに行ったのがセッションの成功のポイントだと思ってて、それを出しても大丈夫なんだなってあらかじめわかっていると最大限の効果を引き出せそうですね。

インタビューを終えて

Oさんは初めからご自身の課題や感情をきちんと言葉にされる印象でした。ご自身でもお話されていたように、一番汚い(と本人が感じている)テーマを挙げていただいたけたことは、ご自身の勇気が必要だったかと思いますし、本当にどうにかしたい、という思いも同時に伝わってきました。

このセッションを通じて、Oさんの心の軸が定まってきたように感じます。これからの転職活動の中でも、この軸を中心に自分らしさがさらに発揮されていくことを願っています。