クライアントインタビュー vol.2

Cさん(東京都在住)30代
都内でSEとしてITシステム開発に携わる。
日々の暮らしや仕事の中で情報過多社会の問題、情報の収集・整理・発信について関心が持つようになり、「新しいことを始めたいが行動に移せない」という悩みからセッションを受ける。
コーチングをきっかけに情報デザインやグラフィックレコーディングを始める。
好きな休日の過ごし方は、街なかを散歩したり手帳に日記や自分の考えを綴ったりすること。

Q. セッションを受けてみてどんな成果がありましたか?

もともと、自分の考えをノートに書き出したりはしていたのですが、目標のハードルが高すぎて、結局行動には移せていませんでした。セッションを受けてから、行動に移すためのステップが考えられるようになりました。毎回のセッション間にアクションプランを設定するのですが、「39度の熱が出てもできる内容にする」という例えがわかりやすかったです。また、他人に対して宣言してからやる、というのもやる気になり、確実に行動に結びつけられるようになったことがセッションの成果だったと思います。

最初の頃は、コーチングってどんなことやるのかな?と楽しみで最初のうちは重めのアクションプランを設定していましたが、仕事が少し忙しくなった時には内容を簡単にすることでハードルが下がり続けられたように感じます。

今までは、我流でノートに書き出すだけでしたが、コーチングに自己解決力を身につけるという効果があると知って、自分の考えを整理する手段を確立できたらな、と思っていました。整理するためにどんな質問を自分に投げかければ良いのか、というのを身に付けたかったので、回を重ねるうちに考え方が身についたと思います。自分の考え方がわかってきたら、実践してみて、考え方のコツが身についていったのだと思います。

セッションでは、普段なら見過ごしがちなちょっとしたモヤモヤした気持ちをテーマにしましたが、毎回落とし所がついていくので、だんだん気持ちが軽くなっていきました。その場で完全に解決するわけではないですが、一度自分で考えて答えを出した、という体験によって、クヨクヨしなくなり気持ちがスッキリしました。

初めのうちは、仕事・恋愛・趣味とか相談のテーマに枠があるのかな、と思っていましたが、実際に受けてみると、その場で言葉にならないけどこういうことが気になってるんですよ、というのを聞いてもらううちに明確な課題が見えてきて、言語化できたのが良かったです。言葉にすることで客観視できるようになりました。

Q. コーチングを受ける前後でどんな違いがありますか?

今までは、はっきりとした目標を持たずにだらだら無計画な日々を過ごしていました。なんとなく、資格の勉強とかできたらいいなあ、でも今日はゴロゴロしたい、とか、やることがはっきりしないままに過ごしてて消化不良や物足りなさがありました。

セッションの中で、自分はこういうことをやりたい、と整理して宣言しながら進めていったので、やる意義をしっかりと考えた上で、こういうことをやると決めて実践することで、自分にはやりたいことがあるんだ、というのが意識に上ってきたので、充実感を得られる日々になっていったと思います。

ー 具体的にはどんなことですか?

1つは、仕事について、前はなんだかんだ億劫だなと思ってやらなきゃいけない作業を後回しにしがちだったのですが、今週これはやろうと書き出してからやるようになって、アクションプランの実行と似ていて、仕事の面でも行動がちゃんと備わっていくようになったところはありますね。

何かきっかけがあって行動できた!という達成感がないと、次のやる気に繋がらないと思います。ちょっと動いてみるとペースができてくるところはあるので、コーチングを機会に動き出せた感じがしています。

2つめは、自分自身のやりたいこと・好きなものについて、自信を持てていなくて、人に言えるくらい物事を知っていなきゃいけないとハードル高く考えていました。好きなことには変わり無いから自信持ってて良いんだ、と思えるようになりました。他の人が楽しそうにやりたいことをやってるのを見ても、引け目に感じず、人と比べなくても良いし、好きの大きさを気にすることはないかなと、焦りがなくなった気がします

「趣味がないことが悩み」という、他人に相談したことはなかったけど、放置していた気持ちがずっとありました。セッションでこのテーマで話をして、Twitterを使って他の人におすすめの趣味を聞いてみたりしました。自分の知っている枠の中で探したり、漠然とサークルとか探しても見てもピンと来なかったのですが、人からおすすめされると新鮮でワクワクしました。いろんな人のおすすめが聞けるのは楽しかったです。実際に行動に起こすことが大事だなと感じました。

Q. セッションで印象的だったことはありますか?

コーチングのサービスに対して、セッションを受けて終わりではなく、アクションプランを立てて振り返りをすることで確実に行動や成果につなげていく工夫が垣間見られました。一人では動けない感じの自分でも行動に結びつけられるようになったので、ただ話を聞いてもらうだけじゃなかったなと思いました。そういうサイクルでやってみて、あまり負担に感じずにできるのは良かったです。

アクションプランについては、もし人からこれをやったら?と言われてもやらなかったかもしれないですが、次回までにこれをやろうと自分で決めるので、そこに本当にやりたい気持ちがちゃんとあるからこそ行動できたのだと思います。

よく、ノウハウ本とかにはテクニックが書かれているのですが、自分の内側からの動機付けができてないのに形だけやろうとするから続かなかったりするんだと思います。そこが掴めたのは、自分の中でやることも含めて答えを自分で導き出しているからかな、と思いました。アクションプランは、やらなくても良い、変えても良い、という緩さがプレッシャーにならずに続けられたコツなのかなと思います。

2,3回目までは慣れてなくて、コンサル的に解決策をその場で出してもらえるのかと期待している感じがあったのですが、後半には自己解決力を身につける、という自分の目標があったので、このセッションの中で考え方を身に付けていこうという気持ちが芽生えてきました。

Q. どういう人にお勧めしたら良いと思いますか?

どんな人が受けても得られる成果はあると思いますが、なにか新しいことに挑戦してみたいなと思っている人にはおすすめしたいと思います。やりたいことはなんとなくあるんだけど、はっきりと言えなかったり、人の言葉を借りてこれがやりたいと言うけど本心と違う人、三日坊主で続かなくてなんでだろう?と悩んでたり、ついつい周りや自分の気分に流されやすいと感じてる人は、自分を見つめ直す機会にもなるので向いてると思います。

ー これはご自身にも重なるのかな、と聞いてて感じました。

そうですね、セッションでも「新しいことをやりたいけどどうしたら良いかな?」と言うテーマを色々出したので、結構当てはまってるのかな、と思いますし、自分自身が成果を感じたのでそういう人にお勧めできると思います。

Cさんがセッション中にとっていたメモ

副産物ですが、グラフィックレコーディングに興味があるという話が出てきて、セッションの中でも書き出すようにしていました。自分は手を動かして書くのが好きなんだな、と改めて思ったし、勉強会(※)でも実際にグラレコで参加できたりして嬉しかったです。

※ … コーチング体験会ではCさんにグラフィックレコーダーとして参加していただき、議事録をまとめてもらいました。

インタビューを終えて

Cさんは、ご自身の中に言葉がたくさんある方だな、と感じました。言語化・文章化が習慣になっているだけあり、グラフィックレコード、という話の流れを把握するのはぴったりの特技だなと思いました。勉強会でもイラスト付きで描いていただき大変助かりました。ありがとうございます。

半年にわたるセッションの中で、ご自身の考え方・言葉の整理のやり方を身につけられていったと感じますし、発言に自信が見られるようになりました。ここから、ぜひ自分らしさの発揮できる道へ突き進んでいただけることを願っています。